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めくるたび
駅と駅舎を巡る鉄道の旅

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唐松駅
とうまつ 国鉄・幌内線 1987年7月13日廃止
唐松駅
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大きなギャンブレル屋根を持ち、まるで開拓農家を思わせる北海道らしい駅舎は、昭和4年の建築である。ほとんど当時と変わらない姿で保存されており、待合室内はテーブルや椅子が置かれ、憩いの場にもなっている。ホーム側には空地が広がり、何本もの側線に石炭を積んだ貨車が並ぶ広い構内を想起させる。かつては巨大なホッパーもあった。

廃止後も、付近に住む住民有志によって管理されており、このような美しい状態を保っているのだ。午後4時半に管理人らしい方が車でやってきて、駅舎の戸締まりをされていた。しかし待合室のガラスにあったこの貼り紙の通り、管理を厳重にしなければならない背景もある。

廃止駅の駅舎が現役時代と同じ場所で毎日管理され生き続けている、というのは全国的にみても非常に稀有な事例だ。駅舎の美しさとその熱意に感動し、普段はあまり記入しない駅ノートに、感謝の気持ちをつづった。

所在地:北海道三笠市唐松町1丁目(地図
訪問日:2007.07.29