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めくるたび
駅と駅舎を巡る鉄道の旅

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芦野公園駅

あしのこうえん

路線名
津軽鉄道 津軽鉄道線
所在地
青森県五所川原市金木町
開業日
1930(昭和5)年10月4日
訪問日:2007/11/05
芦野公園駅
その名の通り、青森県立の自然公園・芦野公園の中にある駅である。昭和50年代に建てられたという駅舎には、喫茶店「ラ・メロス」が入居していた。この喫茶店は隣接して建っている旧駅舎内に入居していた時期もあるそうだ。

太宰治の「津軽」には、金木町の町長が東京の上野駅で芦野公園までの切符を求めたところ「そんな駅はない」といわれ、憤然と抗議してついに切符を発券させた、というエピソードが綴られている。
芦野公園駅
ホームから少し下がったところにある駅舎。結構大柄に見える。シンプルで飾り気がない駅舎に、紅や黄の落葉が色を添えていた。芦野公園は桜の名所でもあり、シーズンには多数の花見客でにぎわうという。そういえば、満開の桜のトンネルを気動車が走り抜けるというシーンを写真でよく見かける。
芦野公園駅
ガランとした広い待合室。広く見えるのは人がいないせいだろうか。出札口には「当駅は無人駅です」と掲示されていた。
芦野公園駅
津軽鉄道の駅でたまに見かける駅名標である。調べてみると、「津軽鉄道サポーターズクラブ」がヒバ製の枕木を使って製作し、つがる市の書家・相馬呑気さんが筆入れをしたものだそうだ。こういうちょっとしたところにも、鉄道を守り育てようという気概が感じられてうれしい。
芦野公園駅
改札口の向こうに郵便屋さんのバイクが止まった。夕方になって、少し肌寒くなってきた。
芦野公園駅
平日の夕方だからさすがに人気はなかった。それでも開いている売店があり、揚げ物の油の臭いをあたりに漂わせていた。
芦野公園駅
ちょっとした遊戯施設もある公園内に、突如として現れる戦闘機がひときわ目を引く。航空自衛隊のT-2練習機だそうだ。なぜここにあるのかはよくわからないが、芦野公園駅に到着する直前の列車の車窓からも林の向こうにチラリと見える。
芦野公園駅
芦野湖(藤枝溜池)がある自然公園の奥へと続く踏切には、警報機も遮断機もない。のどかな風景だ。
芦野公園駅
ふと見上げた空。いい駅名だ。
芦野公園駅
松林の向こうから、ゆっくりと列車が近付いてきた。でもまだ、この駅を離れたくない。