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駅と駅舎を巡る鉄道の旅
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北浜駅
北浜駅
きたはま
路線名
JR北海道 釧網本線
所在地
北海道網走市字北浜
開業日
1924(大正13)年11月15日
訪問日:2003/02/15-16
「オホーツク海に一番近い駅」というキャッチフレーズ通り、ホームの前には見渡す限りの海が広がる。駅舎は交通量の多い幹線国道に面しているので決して環境はよいとは言えないが、それを凌駕する強力なロケーションである。
真っ青な北の海が真っ白に豹変するのが、1月下旬〜3月下旬頃までの流氷の時期である。しかし流氷はその期間ならいつでも見られるというわけではない。今日は海面をびっしり埋めつくしていても、一晩のうちに陸から海への風で沖合に流され、明日には水平線付近に白い帯を見せるだけになることもある。またその逆もしかり。だから、陸から最高の流氷を見るのはまさしく運次第なのである。
延べ10数回この駅を訪れ、流氷の時期にも何度か足を運んだが、海面いっぱいを埋め尽くすシーンには1度しか出会っていない。この日も、一部は沿岸に残っているものの、本体は沖合に漂っている状態であった。とはいえ、空と海と流氷、この青と白の風景は何度見ても胸がすく思いがする。
この日は駅頭に馬が3頭つながれていた。付近には牧場があり、ホーストレッキングの途中に立ち寄る場所なのだろう。
駅舎横にある「流氷展望台」は、設置当初に比べるとずいぶん立派になった。
向かって右側の、窓に格子がはめ込んであるように見える部分が、この駅のもう一つの名物「軽食&喫茶 停車場」である。何をかくそう、私のハンドルネームである「ていしゃば」は、誠に勝手ながらここからいただいたものだ。国鉄末期の1986年に合理化で駅が無人化される際、店主の尽力で駅舎内でのレストラン営業を開始したのだそうだ。
旅行者たちが記念に貼り付けていった切符や名刺が、待合室の壁一面を埋めつくす。これもこの駅の名物の一つである。すでに新参者が貼り付けるスペースはほとんどない。なお、中央に見える扉が「停車場」への入口。
日が暮れ、駅舎に明りが灯る。いつでも駅に人が集まる、それだけで駅が駅であることの価値は格段に増すような気がする。
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