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駅と駅舎を巡る鉄道の旅
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南弟子屈駅
南弟子屈駅
みなみてしかが
路線名
JR北海道 釧網本線
所在地
北海道川上郡弟子屈町字熊牛原野
開業日
1929(昭和4)年8月15日
訪問日:2003/02/16
この駅の駅舎は、貨物列車の合理化により不要になった有蓋緩急車(車掌車)を改造して転用したもの。貨車駅舎などと呼ばれたりもする。駅舎というよりは物置小屋といったほうがよいだろうか。北海道では、使い込まれた木造駅舎の多くが取り壊され、この無機質な箱に取って代わった。もちろんこの駅にも立派な木造駅舎があったそうだ。
よい駅名である。「弟子が屈む」と書いて「テシカガ」。少々難読なこの地名は、アイヌ語の「テシカ(岩磐)」「ガ(上)」に漢字を当てたもの(弟子屈町ホームページ)で、町内を流れる釧路川の河床が、ゴツゴツとした磐の多い急流だったことに由来するという。隣駅の摩周駅はかつて弟子屈駅を名乗っていたが、摩周湖などの有名観光地を意識して1990年に改称している。
駅は国道を折れた突き当たりにある。駅前の一等地には数軒の民家があるが、もちろんどの家も自動車を所有している。町の中心までは自動車で行ったほうが明らかに便利で、鉄道利用者はどの程度いるのだろうか。かつては向かい側にもホームがあり、列車交換が可能な駅だったようだ。駅の外れでわずかに曲がっている線路がそれを物語る。
かつてはストーブやベンチがあったようだが、全て撤去されている。しかし吹きさらしのホームしかない駅に比べれば、風雨がしのげるだけありがたい。
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