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駅と駅舎を巡る鉄道の旅
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汐見橋駅
汐見橋駅
しおみばし
路線名
南海電鉄 高野線
所在地
大阪府大阪市浪速区
開業日
1900(明治33)年9月3日
訪問日:2006/10/15
大阪市内では、南北方向の道路を「筋」、東西方向の道路を「通」と呼ぶ。それでいくと、新なにわ筋と千日前通との交差点にあるのが、この汐見橋駅である。古びた木造モルタルの建物は、一見廃屋、廃ビルかと見紛う外観で、駅とは気付かずに通り過ぎてしまいそうな佇まいだ。
そうは言っても本来は南海電鉄高野線の起点駅なのである。もっとも現在では和歌山方面への直通列車はすべて難波駅が始発であり、事実上支線扱いの閑散路線になっている。地元では汐見橋線と呼んだほうが通りがよいだろう。
それにしても、昭和30年代頃からぴたりと時が止まったようなこの雰囲気はどうだ。自動改札機や券売機がまるで似合わない。ガランとしているが、駅員もいる。
以前は出札口だった思われるスペース。窓口が2つもあるから、以前はそれなりに賑わいを見せていたのであろうか。
圧巻なのは、改札の上部に掲げられた「南海沿線観光案内図」。四国や淡路島までが描かれた、始発駅たる貫禄を醸し出すアイテムである。色褪せ、穴まで開いておそろしく古びているが、「この案内図は昭和30年代のものです」と断り書きを入れてまで残してくれていることに感謝。
2両編成の電車が岸里玉出駅とを往復する。本線へ直通する列車はなく、利用者はそれほど多くないようだ。
見た目は古そうだが状態のよいベンチが置かれていた。パチンコ店が「紳士の憩い場」というのも、今では考えられない表現である。
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