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めくるたび
駅と駅舎を巡る鉄道の旅

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宇土駅

うと

路線名
JR九州 鹿児島本線
所在地
熊本県宇土市
開業日
1895(明治28)年1月28日
訪問日:2006/04/09
宇土駅
太平洋戦争の空襲で焼失した駅舎に変わって、1947(昭和22)年に建てられた2代目だそうだ。昭和22年といえば、まだ日本中が戦後の混乱にあった頃。バラックの仮小屋で何とか営業していた駅も多かった中、この宇土駅舎は注目を浴びたことだろう。
宇土駅
ファサードの中央部分はガラス張りで、まるで天を衝くようなデザインだ。出入口は両サイドにあり、特徴的な柱に支えられた屋根が張り出す。
宇土駅
横から見ると、思ったよりも奥行きのあることがわかる。駅前は狭いながらも、正面向かって左はタクシーのりば、正面がバスのりば、右が一般車、というように自然に分離されている。
宇土駅
駅舎ファンからすればかけがえのないこの建物も、残念ながら再開発事業が進捗すると取り壊されるようだ。背後には、すでに九州新幹線の高架が立ち上がっている。イラストによれば、新駅舎は現駅舎のデザインをイメージしたものになるように描かれているが。
宇土駅
正面のガラスから光が差し込む待合室。天井のつくりもかなり凝っている。「とどろきうどん」と書いてあったので近付いてみると、現在うどん店としては営業していないとのこと。その場所でおばさんが一人、宇土名物の「小袖餅」を売っていたので一つ買う。彼女は、駅前にある「うと餅」は後から作ったもので「小袖餅」が元祖である、といったようなことを私に力説する。
宇土駅
跨線橋から見た駅舎裏側。実にボリューム感のある建物である。たしかに古びてはいるが、補修すれば使い続けることもできないわけではないだろうにと思う。
宇土駅
愛すべき駅舎の姿を、あらゆる角度から脳裏に焼きつけておく。中央に写っている0キロポストは、三角(みすみ)線のもの。